’24,9/19~20 聖岳に挑戦しました。
前日まで天気予報は気まぐれで雨や晴れを繰り返していました。
お天道様はなんとか味方してくれて登山指数はAで当日を迎えることができました!
テン泊とザックのデビュー日、胸を高鳴らせながら自宅を出発しました。
コース計画
芝沢ゲート駐車場をスタート地点として聖光小屋から登山道に入り、聖平小屋で1泊し、早朝に前聖にアタックし昼前には下山を開始する計画を立てました。
渋沢ゲート駐車場まで
21時ごろに東京の自宅を出発し、深夜には渋沢ゲート駐車場に到着をしている予定でいましたが
国道152号から渋沢ゲート駐車場方面に入ったところで道路の崩落で迂回をさせられたこともあり、分岐に入ってから駐車場まで3時間ほど彷徨いました。
山小屋の方に伺ったところ、迷わなかったとしても最低でも1時間30分は駐車場までかかるとのことだったので、帰りのガソリンが心配でした。
私は飯田ICから渋沢ゲート駐車場に向かいましたので、飯田市の街中でガソリンを補充しておけばと非常に後悔しました。
初めていく方は入山する前にガソリンを補充しておくことを強くおススメします。
心理的にも軽くしていくのも体力消耗を抑える一つの対策だと思います。
駐車場までの道はそれほど悪いわけではないので、山登り恒例のインディージョーンズ状態は回避することができました笑
途中、何度かタクシーともすれ違ったので、どうやら予約をすれば最寄駅から駐車場まで送迎してくれるみたいですね。
到着した頃には駐車場にたくさんの車が。平日にも関わらず、ギリギリ駐車できました。
渋沢ゲート駐車場~聖光小屋まで
登山口まで舗装された道路がずっと続いており、駐車場を出発してすぐの道が崩落していたことによる工事現場への迂回以外はとくに問題もなく聖光小屋まで着くことができました。工事現場は本当に通っていいのか不安になりましたが、帰りに工事員の方から正規の道だと教えていただいたので、胸張って横切りましょう笑
ひたすら登山口までが長いので帰りが怖くなりました。
易老渡(いろうど)を経由して聖光小屋に無事着きました。ここでは飲み水の給水が無料でした。
また、百名山バッジを集めている方はこちらで買うことができます。ただ、シーズン外で管理人がいないと閉店しているので注意が必要です。
聖光小屋~苔平まで
いざ入山。西沢渡までは勾配の少ない遊歩道をひたすら進みます。
資材運搬用のレールを建築途中だったようで、もともと広くない遊歩道がさらに狭くなっています。
ところどころ道も崩落しており、注意をしながら進みました。
景色はとにかくいいです!澄んだ空気に水の音を聞きながらのハイキング気分。私はこの雰囲気を楽しみに山を登っているような気がします。自然と心が落ち着きますね。
西沢渡では川を横断するためのゴンドラが出現。しかも手漕ぎ。仮設橋があるとのことだったのですが、流されてしまったのか見当たらず、結局ゴンドラで渡ることに、、、10分以上の格闘の末、やっとの思いで反対岸に到着。帰りは疲れ切ったからだにこのゴンドラがかなり効きました。ほんとにつらかったです。
ゴンドラを過ぎたあたりから急な勾配。ひたすら原生林の中を突き進みます。
大木の広場まではほとんど景色も変わらず、視界が開けることもないので精神的にもひたすら続く坂を上っている気分でいつ終わりが来るのかとつらかったです。
苔平に差し掛かると植生が変わってきます。その名の通り苔が増えてきます。
しかし変わったのは植生のみで勾配と視界の狭さは変わらず、己を奮い立たせながらひたすら上ります。
苔平~聖平小屋まで
苔平をしばらく歩き、軽食を取りながら休憩をしていました。ここで事件発生です。
カップラーメンにお湯を注いだその瞬間、
雨です。ひたすら強い雨と雷にうたれ、せっかく作ったラーメンも一瞬で雨の餌食に。
ラーメンを掻き込みすぐさま歩き始め、必死に上りつづけると、急に視界が広がりました。
ついに薊畑の分岐に到着です。そのころには雨は止んでいましたがガスがかかっており景色は拝めませんでしたが、とにかく寒かったので本日の宿の聖平小屋を目指しました。
聖平小屋の手前のボードウォークの景色は聖岳登山の中で一番好きな景色でした。
聖平小屋ではテント泊は1人2000円でした。テント1棟ではなく1人2000円です。私は2人で1つのテントに泊まったのですが4000円かかりました。次の日はご来光を拝むために早朝から登頂予定の為、日が落ちるとともに就寝。というか光がなくあたり一面真っ暗なので寝る以外の選択肢がなかったです。
聖平小屋~聖岳山頂
聖平小屋で晩御飯を作っているときに隣のテントのおじさんが2時間ほどで山頂まで行けると言っていたのでそれを信じ早朝3時に出発。荷物はテントに置きっぱなしにしましたが、帰りにすごく後悔しました。聖平小屋から薊畑まで結構な勾配で、重い荷物を持って薊畑分岐まで登って帰らなければいけなく、山頂まで上がった身にはきつすぎました。中身に貴重品などなければ薊畑の分岐においておくのがベストかもしれないです。結構な荷物が薊畑分岐に置かれていました。(盗難のリスクもあるのでやるなら自己責任で)
山頂付近は強風で思うように進まず、努力もむなしく前聖で日の出を拝みました。(2時間で登庁できるおじさん早すぎ)
そこから1時間ほど急勾配のガレ場を進みついに登頂。
山頂では息ができないほどの強風で奥聖までの稜線は危険と判断し写真だけ撮り即下山。ただ、天気と景色はすごくよかったです。
おわりに
山頂からの景色は格別でしたが、とにかく「耐え」が多い山でした。
登山口までの長さ、急勾配が日田する続く山道、なによりも視界が開けずひたすら同じ景色の中、上るのは心が折れそうでした。薊畑分岐からは景色も開け、非常に楽しかったです。
現在でも崩落が相次ぎ、別ルートでは登山道の通行禁止などが発生しているので事前ルートの下調べをしたうえで登山を楽しむことをおすすめします。
ひたすらにつらかったのでもうおかわりはないかなぁっとぼんやり考えている筆者です笑
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